私が今こうしてフットケアをしているのは、多くの足を切断された患者さんのとの出会いがあったからです。
世界では30秒に1本の足が切断されています。血液の流れが滞ったり、糖尿病が原因となり些細な傷が、足を切断しなければならないほどに重症化したりする場合があるからです。しかし、その切断された足は、適切にケアできていれば80%も予防可能だったものです。
命を守るために足を切断しなければなりません。しかし、多くの高齢者は足を切断することで生きる意欲を失ってしまいます。当初、認定看護師として足に傷を持つ患者さんのケアに携わってきました。悪くなった傷はそう簡単に治ってはくれません。予防が最も大切なのですがそれを知っている患者さんはとてつもなく少ないのです。
一方、爪切りが出来なくて困っている方がたくさんおられることを知りました。見えにくい、爪切りする力がない、足や腰が痛くて爪切りする態勢をとるのが困難である等の理由です。独居の高齢者も増え、助けてもらえる人がいないのもその理由の一つです。
私はフットケアが生活の身近なものになればいいなと考えています。「切断される足を救いたい」「爪切りが出来ない人の手助けをしたい」そう願っています。
病院でおこなうフットケアは、糖尿病など疾患などにより限定されていたり、待ち時間が長かったりなどで通いづらい。どこの病院でケアしてもらえるのかよくわからないことなどが気後れしてしまう理由の一つだと考えています。
また、ネイルやフットケアサロンは、ケアする方は医療従事者でない場合が多く、足病変や爪・皮膚等に関する知識が乏しかったり(しっかり学んでおられる方もいます。)若い人が美しさやリラクゼーションを求めて行く印象があり、ケア料金が高いことがためらう理由だと伺ったことがあります。
両方のよい所を合わせたフットケアを提供できるように日々奮闘しているところです。
日曜日だけになりますが三協フロンティア U-SPACE内でフットケアをしています。無料相談もしていますので、お気軽にお越しください。お待ちしています。
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